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無理しちゃう人に、サボるという処方箋を

こんにちは。今週も1週間すぎましたね。
私は結構動き回っていたので、ヘトヘトな疲れを感じています。

目次

疲れや痛みを達成感としてしまう人たち

無我夢中で仕事をして、ご飯も食べられずヘロヘロになる、とか、
必死に仕事をしすぎて、自分がしんどくなってしまう、とか。 結構外来でも聞くことです。
途中でちょっと一休憩とるだけでも、あるいは、ちょっとおにぎり一つ食べるだけでも違ったりするのですが、
それを「後回しにしてしまう」方はたくさんいます。

ヘトヘトになるまで鞭打ってしまう人の話をよく聞いていて、私が日々感じるのは
「ヘトヘトになったことで、頑張ったという実感を得ている」タイプの人がいることです。
つまり、疲れた、エネルギー切れまでやった、それを感じることで達成感、満足感を味わう癖です。
行き過ぎると、ヘトヘトになったり、けちょんけちょんになったりしないと、充実感を味わえない、というタイプになり、
仕事はそこまでやるもの、みたいなパターンが出来上がってしまうと、心身ともに疲労しやすくなります。

日本には昔から、「無理してなんぼ」的な価値観はありました。
24時間働けますか、とか、血反吐吐くまで素振りしろ、とか、血便出るまで仕事しろ、とか。

体や心に良くない「痛み」を達成感の代わりにしない

そういう訴えを真に受けて、実際に24時間働く人は少なかったかもしれませんが笑、
しかし「無理して働くのが仕事」だとか、「仕事はしんどいもの」という価値観で生活している人はまだまだ多いです。
痛みを伴うまで何かを行うことが仕事だ、ということに慣れてしまうと、
少し楽ができる時でも「痛みがない時点で終わっていて、これでは人に示しがつかない!」と感じてしまって充実感を得られなかったり、
あるいは自分に必要以上に負担をかけてしまって、自分で自分をヘトヘトになるまで追い込んでしまったりします。

ストレッチは、心地よい伸びを感じるところで止める方が良いのに、毎回肉離れを起こしてしまうまで伸ばしてしまう様な、そして「この痛みが来ないとだめなんだ」と言いながら、次の日まで痛みを引きずりながら、体を引きずりながら動いている、そんなイメージです。

サボること

「痛みや苦しみで、自分を満足させたり、充実させたりしすぎてはいけない」ということを覚えておきましょう。
もし、「あ、自分のことかも」と思った人。少しサボってみましょう
自分の思う80%程度の出来でも、案外、人には喜んでもらえたりするものです。

今なら力を抜ける、というタイミングにしっかり力を抜いてみる練習。
例えば、仕事と仕事の間に1分移動時間の隙間があるなら、思い切って3分休んでみましょう。
明日でいい仕事は、明日に回してみましょう。
今日一番優先度の低い仕事は、パスしてみましょう。
発言必要のないオンライン会議は、ずっと席に座らず、ちょっと立ち上がってぶらぶらしてみましょう。

フルパワーで、ガソリン切れまでいつも働かない様にする。ちょっとガソリンを残せる様にセーブする。
その視点を常に持ってみます。
次の日からできなくても、毎日意識することで、ちょっとずつサボれます。

すると、ちょっとずつ、自分に良い負担、負荷を見つけられます。

🌱今日の瞑想のタネ🌱

仕事や家事、その他毎日自分がしていることは、多かれ少なかれ自分を充足させるためのものです。何が自分を充足させることが多いでしょう?
疲れ?痛み?お金?それとも顧客の笑顔?相手の喜び?

自分が快適になったり、嬉しくなったりするもので人生を少しでも満たせる様に、振り返ってみましょう。

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