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マインドフルネスに学ぶ、生き方のコツ ①評価を下さないことにトライする

こんにちは。安藝です。

4月4日から、マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)というコースを提供し、瞑想を用いて日々の生活を豊かにしていくお手伝いをしております。

これから数日間、「マインドフルネスに学ぶ、生き方のコツ」というテーマで先人の知恵について記載していこうと思います。

マインドフルネス・ストレス低減法の創始者であるジョンカバットジンは、マインドフルネスを続け、生活を改善させていく中で大切な7つの態度を伝えています。その一つ一つを、ご紹介していきます。

目次

①評価を下さないことにトライする

 私たちは常に全ての体験についてレッテルを貼り、反応していることに気づいてみましょう。

 何かを見て、「好き」「嫌い」「良い」「悪い」というレッテルを貼らないものはあるでしょうか。みんな、いつもjudgeしています。あるとしても「中立」なものは、注意を向けずにすぐに意識の外に追いやっていないでしょうか。

 私たちの心の中は、評価という無意識の習慣によって、偏りが作られています。自動的に作られた好きや嫌いで、自分が眺めるものをパターン化させてしまい、その中で苦しんでしまうことも多々あります。

 例えば、体のどこかに痛みがあると考えましょう。その痛みに、「嫌な感覚だ」「これがあると生活うまくいかない」と評価を下すのが我々の常です。すると、今度はその痛みにより敏感になり、目につくようになり、そしてその度に「嫌だ」「このせいで」という評価を付け加えてしまいます。次第に、私たちの頭は、常に痛みへの嫌悪感と恐怖に苛まれてしまい、他のことを楽しむ余裕がなくなってしまうわけです。そのせいで、痛みへの閾値が下がり、痛み自体が増すこともあります。

 もし「痛み」という感覚と「嫌だ」という感情を分けることができると、どうでしょう。「痛み」を感じているので、あぁ今日は無理をしないでおこう、「痛み」を感じているが、まぁ今日のやりたいことはできるかもしれない、というふうに、ちょっと世界の見え方が変わるかもしれません。「痛み」はそこにある。でも、それで感情を左右されない、ただあるだけ という境地に至るためには、「評価を下している自分に気付き、事象と評価を分ける練習をしてみる」ことが必要です。

 好きや嫌いの両極端なものを眺めている自分に気づいてみます。いつも目を向けていない、中立なものにも均等に目を向けてみましょう。

 そこにある事象を、ただ眺める。そこに自分が機械的に評価を下そうとしていることに気づく。そして、その評価を手放して、もう一度、あるがままを見ようと冷静に眺めてみる。評価してしまっている自分を評価すること(評価しちゃった!)にも気づいて、手放してみます。

 簡単にできることではありませんが、このことを心に留めておくことで、ストレスや不安を和らげる力になっていきます。

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